自転車にエンジンを載せて原付に改造し、昭和レトロをモチーフに自作モペッドを作ってみた!
はじめまして。
この度、はてなブログを始めさせていただいた(you)と申します!改めてよろしくお願いいたします。
今までYahoo!ブログを惜しまれつつも今年の12月15日でサービス終了します…。移行先がはてなブログでしたので、移住してきました!
さて、早速本題に入りますが、皆さんは、モペッドをご存知でしょうか?
私は初めは知りませんでした。
自転車にエンジンが付いたいわば『原動機付自転車』の本来の姿と言っても過言ではない、バイクの先駆者的存在の乗り物です。
今で言うホンダの創業者である本田宗一郎さんが、カブF型を作った事がきっかけで原動機付自転車が発展し、今やさまざまなジャンルのバイクがあります。モペッドが世に出回らなかったら、おそらく二輪車は発展しなかったのではと思います。
今回、そんなモペッドをビークルをベースに自作で作ってみたので、紹介したいと思います!
それがこちらです!
21Technology製の26インチ ビーチクルーザーをベースとし、エンジンは『自転車エンジンキット』という製品を使用し、ただの自転車を原動機付自転車に改造わけですね!
もちろん、公道を走れるように、ヘッドライト、ウインカー、ホーン、テール/ブレーキランプ、ミラーと言った必要最低限の機器を装備し、保安基準に適合する作りにしています。その為、堂々と公道走る事が可能です!
よく原付でも形式認定が必要という声がありますが、あれはあくまでメーカーが大量生産するときに登録をしやすくするためのものであり、二輪車に限っては、排気量が125cc以下までなら個人で制作したバイクあるいは、フレームを加工して別のものを作り変えたとしても形式認定を受ける必要もなく、無論、現時点でそれを規定する法律もありません。なので自作の原付でもナンバー登録が可能なのです。ただし、自作するという事は、いかなる事があっても自己責任という事になります。尚、50ccのミニカーも個人の自作の物でも登録可能です。群馬県に住むレストア系YouTuberのGUNMA-17さんが作った魔改造セニカーや公道カートがそれに該当します。
あと、余談ですが、前にペルー人の男性が自作の原付で公道を走らせ、書類送検されるというニュースがありましたが、あれは、その男性が無免許で原付を運転していた事が問題であり、自作の原付が問題なのではありません。あの記事の最初の見出しが不適切なので、誤解を招く可能性がありますね…。と、言いたい所なのですが、見る限り保安機器類も全く装備されていないどころか、ナンバー登録もされていないので、完全に黒ですね…。
無論、自作の原付でも当然、ナンバー登録が必要になってきます。無論、自賠責保険の加入もです。
アマゾンにこのような面白い商品があり、自転車を原付に改造するキットが売られているのです。自分は、過去にこの商品を2度購入しました。
出品者に連絡をすると販売証明書を発行していただけるので、私はそれを使って役場にナンバーを貰いに行きました。車名は、ユニークな『ビンテージカフェレーサー50』なんていうニックネームにしましたが、係の方にそれについて咎められる事無く、難なくナンバーを交付してくれました。
※自治体により、対応が異なるので不安な方は事前に役場に問い合わせてください。
公道を走行する上で最も重要なパーツを買い、一つづつ装着していきました。エンジンを取り付けるよりもここが勝負所になります。
配線は終わってませんが、一通り取り付けが終わった所です。この時点では、リアのウインカーは、リアブレーキのマウントのボルトに固定していますが、リアキャリアを取り付けると、ウインカーが被って見えなくなる問題が発覚。
ホームセンターに売っているステーを加工して、リアキャリアに丁度良いステーがあったので、そこへ固定しました!何かカブっぽくないですか?w
書類を入れるためのサイドバッグです。これも拘ってビンテージ風のものを買いました!
バッテリーは、ACデルコの12Vバッテリーを使いました。密閉型のシールドタイプなので、非常に軽いです!
バッテリーのステーはホームセンターに売ってるステーを流用し、100Vの半自動溶接機で溶接し、作りました。仕上げにミッチャクロン×つや消しブラックで塗装。
汚いビートの溶接ですが、しっかり付いています!これはそんなに力がかかる場所でも無いし、バッテリー自体も軽いのでそこまで神経にならなくても良さそうです。100Vぐらいでも十分そうですね!
何とか、無事に完成し走行も問題ありません!とても良い感じにまとまってますね!
メーターは、スピードメーターとバッテリーの電圧を監視するための電圧計です。市販のバイクだと走行中に充電されますが、これはジェネレーターの発電量の関係で不可能だったので、使い切り状態です。電圧を監視して12Vを下回る様になってきたタイミングで、充電しています。
充電と言いましても、テールランプ、バックライト等は、LEDで消費電力がかなり少ないので、充電の頻度が約一ヶ月に一回という頻度で何気に助かっています。
ヘッドライトは、実は、別電源から取っていて、ebayに売っているこれ系の作られた12Vのジェレーターが売られています。知り合いの方に代理で輸入していただきました。アメリカから輸入しましたが、届いて中を開けてみた所、とにかく非常にお粗末な作りです…wこんなんで、本当に発電すんのか?
と、不安はありましたが、H4のLEDヘッドライトも問題なく点灯しました!
いかがでしょう?ズブの素人でもこんな自転車バイクを作れました。もちろん、一筋縄では行かない部分も多々ありましたが、自分で作るバイクはまさにロマンです!皆さんも作ってみてはどうでしょうか?!!
最後になりますが、自賠責も2年分加入しました。2年間たっぷりと遊び尽くしたいですね!その前に車体かエンジンが壊れないか不安要素もありますが…。
YouTubeにこれの走行動画もアップしてますので、良かったら御覧くださいませ!